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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第21章 スイカ


ー月島sideー





黒尾「じゃ、そういうことでつっきーよろしく」

月島「はい?」

黒尾「ここ3人、この後主将会議。
  チビちゃんは、研磨は起こせるかもしれねーけど、穂波ちゃんを背負って連れてはいけない。
  リエーフは何しでかすかわかんない」

月島「いやでも、音駒の他の部員さんがいるじゃないですか」

黒尾「海くんは副主将。夜っ久んは…察して?芝山も。
  山本は普通に喋れるようにはなったけど、おんぶはまだ無理。
  犬岡はあんなウブで可愛いやつにいきなりあの柔らかさはかわいそうだろ、
  その上それが既に研磨のものなんて。
  球彦に頼むのは迷惑極まりないというか… なんか悪い気する」

月島「それなら他校の僕に頼むほうが悪い気するとこなんじゃ…」

黒尾「いや、それが全然。 …じゃ、先、風呂いただきます!失礼しますっ!」






はぁぁ!?意味わかんないんだけど…






日向「あっ待ってくださいおれも行きます!」

月島「…ちょっと」






日向もリエーフも行っちゃったし。






夜久「わりぃ、頼んでもいい?研磨はこのまま寝かせとけばいいから」

月島「…はぁ………」

夜久「あ、声かけてもね、ちっとも起きねぇと思うけど、起きるならまぁ、歩けるよな」

月島「…………めんどくさいんで、このままおぶっていきます」

夜久「お、ぉぉ、ありがとな。 …じゃ、頼みます」







…おぶるっていうか、このままだと横抱きか………
おんぶだとまだ介抱って感じするけど…







「穂波さん、ちょっと、座れますか。おんぶしますんで」

『…んー………』

「…穂波さん、起きてください」

『………ん…』






これ、ちょっと生殺し…
黒尾さん、どういうつもり…








「…はぁ………じゃあ、もうこのまま抱えますんで。失礼しますね」

『…んー………すき』

「はっ!?」








僕に発せられた言葉じゃないとはわかっていても、
動揺が抑えらない










腕が伸びてきてするすると首に絡まる







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