第5章 夏
*微裏*
『…ん?』
「明るいとこで穂波のはだかの身体を見てたら、なんか…」
『…ふふ。どうやって、って…研磨くんに付けていいの?』
「…ん」
『どこがいい?』
「…どこでも…穂波が付けたいところ」
『…ふふ。じゃあ…』
一番美味しそうな首の根本にかカプリと吸い付いた。
「…ん」
しばらくしてから離れると、赤ーい斑が残った。
研磨くんはそれを鏡でチェックして、ほんとだ…と呟き
「…じゃあ、」
首筋に吸い付いてきた。
『…んっ』
チリっという痛みと心地よさに声が漏れてしまう
研磨くんはしばらくしてから唇を離して、
お、できた。と呟く。
「もう一箇所…」
また呟いて、今度は胸の真ん中に吸い付いてきた…
『えっ…』
胸にできた赤い斑を指でなぞりながら、
「穂波は、よく海に行くから。…水着、着るから…」
なんてかわいいことを言ってくる。
「ねぇ、穂波。少しだけ触りたい。
時間大丈夫かな…」
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