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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第21章 スイカ


ー穂波sideー



午後の練習もスコアを取らせてもらった。
一応、今日の分の練習は終わり。

でも体育館に残ったり、
他の体育館に移動したりして自主練をしてる人たちも多い。

ボトルをあらってから
ビブスを洗濯しに教わった場所へ向かう。






神経は使うしとてもおもしろいけど、
このまま1週間過ごすのは体力が有り余っちゃいそうだなぁ。
前回は2日間だけだったし、レッスンもやったし、
何より大人数の料理を作るのは結構身体を使うからいい具合に疲れてたけど、
今日はまだまだ何かしたい気分。




今日はお昼に配膳など手伝ったので、
夕飯の手伝いは交代で他のマネさんがやってくれるし…





とりあえず、ビブスの洗濯終わるまで何しようかな。
音駒のみんなどこにいるんだろ。
研磨くんは、きっといないけど…

ちょっと探してみよう。


















あああ…迷った






第一体育館では烏野高校の人たちが練習してて、
音駒部員はいなくって。
第二体育館に行こうとしたら途中、いい風が吹いて。
風の抜ける方に誘われるように歩いていった。

途中で風は止んだけど歩を止められなくって、
坂を登ったりして、つい、ついうろうろしてしまった。

よく知らない場所を
暗い中 …つい、うろうろと……

体育館の方、校舎の方には電気がついてるけど
こっちの方はついてない。
帰らなくてもいいなら、焦らないんだけど。
坂を登ったとこだから、下にいる時より一層風が心地いいし。

ビブスを干し終えていないので、
帰らなきゃって気持ちが背中を押すというか、
わたしを引っ張てそれが凶とでた。

…迷った〜






とりあえず、校舎か第一体育館か、洗濯室まで行ければいいのだけど…









空を見上げる。








薄ーい雲が、流れてく。








靴も靴下も脱いで裸足になって深呼吸をする。









強い風が吹いて、髪が靡く







両手に靴を持ち、
風の向かう方へと走り出す









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