• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第21章 スイカ


ー研磨sideー




朝学校に着くと、穂波と犬岡が楽しそうに話してた。
部活の手伝いをしてくれる日が増えてから、
あの2人はどんどん仲がいい。

…なんていうか、こうやって友達ってできてくのか。
こうやって、人って仲良くなってくのか。
っていう典型的な見本みたいな、すごく安定感のある感じ。

よくわかんないけど、2人とも見てて安心するというか。






来てないのは、リエーフくらいであとのみんなは到着。
前回同様、穂波はおれのジャージを着てる。
3セットあるからそのうちの1セット。
Tシャツはおれのと、夜久くんのを一枚ずつとりあえず貸してもらってるけど…
1週間あるからな、どんな感じだろう。
晴れてたら足りるのかな。

足りなければクロが貸すとか言ってたけど魂胆見え見えでちょっと。
見たくないか?と聞かれれば、まぁ、見たいけども。
合宿でなくてもおれは見れるわけだし…








「おはざーーーっす!」







リエーフが到着。







芝山や犬岡のいるとこ、
穂波のいるとこにリエーフもはいってく。

穂波は犬岡だけじゃなくて、1年みんなと仲良くなってる。
球彦は若干困惑してそうな時があるけど、
それでも、ちょこちょこと穂波と話してるのを見かける。

リエーフもリエーフだけど穂波も穂波で、
ああいう出来事があった後もあんなふうに普通にいれるもんなんだなぁと思う。
2人を見てると2人らしいから何も不思議じゃないんだけど。






「ちょっと穂波ちゃん!木兎さんもだけど赤葦さんに気をつけてくださいよ!
すげー仲良さそうに話してるから俺、前回の合宿話しかけれなかったことあったんだから」






…あぁ、赤葦。
読みきれないやつ。
冷静で的確でいながらどっかネジが外れてるみたいな。
そういうやつ。

こっちの思惑通りに行ってるかなって思っても、
いま一歩、巻き込めなくって持ってかれるっていうか。

木兎さん使いの匠だし。
おれには絶対無理。木兎さんのお世話なんて。










/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp