• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第20章 banana pancakes






ーピピピピッ………ー






タイマーの音がなる







「…プリン?」

『…ん。プリン』

「…ん、しょうがないか」







すっかり忘れてた。
立ち上がってオーブンから天板を取り出す









『…フゥ………』









あぁ、身体が疼いてじんじんする。
深呼吸。








『…研磨くん、お茶飲む?』







やかんに手をかけながら尋ねる








「…飲まない」

『…あ、そっか』








珍しく断られた。

やかんの蓋を開けて持ったままなんだか、
宙ぶらりんな気持ちになる








「………」

『………』

「…来ないなら、そっちいく」

『…へ?』







研磨くんはよいしょと立ち上がり、
Tシャツを脱ぎながらこっちに向かって歩いてくる

…きゃあ、脱ぎながらってちょっと、 …不意打ち








「もー今日はゆっくりとかできないし」

『…ん?』








研磨くんはわたしが持ったままのやかんの蓋を戻すと
肩掴んでくるっと半回転させ、向い合うようにしてキッチンの台に身体を押し付ける



唇が重なったかと思うと舌をねじ込まれ、
それと同時に肩紐をずらされて研磨くんの手のひらが胸を包む








…そっか、さっきの続きだ。
わたし、勝手に終わりにしちゃってた








*裏が苦手な方はP840へ*
(研磨sideから始まります)
/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp