第20章 banana pancakes
『…明日の朝には …えぇっ、そんなゲンキンな感じかなぁ
エッチしたら行くって思えるってこと?』
クロ「こら!」
『はっ! …………』
研磨「…ふ 笑」
『…でも、してもしなくても研磨くんと一緒に朝まで過ごせるだけで嬉しい。
…あ、そっか、 …うん、もしかしたら連休が終わる時には悩んでないかもしれない』
「…ん」
『でもね、本当に音駒のみんなすごくって、
合宿での練習試合?をみただけだけど、もうほんっとすごいから、みてたいって本当に思うの。
クロさんのブロックとか… 夜久さんのレシーブとか… 研磨くんとか…
あげていったらキリがないよ。本当にみんなかっこよかった。ゾクゾクした』
クロ「お、おぅ。ありがとな。 …研磨だけはもう、研磨が。なんだな 笑」
研磨「………」
『…?』
クロ「仲良しでよろしいこと。 もう1年経ったよな、そういえば」
研磨「…?」
『…?』
クロ「〜〜… …おふたりがお付き合いされてから1年が過ぎましたが、
相変わらず仲が良さそうで何よりです」
『…あ、そっかぁ。ほんとだね、7月の初めだったけ?ん?6月の終わり?』
研磨「どっちかな、期末試験が終わった日じゃなかったっけ」
クロ「………まぁ、2人らしいっちゃ2人らしいわ。
おれの記憶が確かなら、森然での合宿の前日に初めて研磨ん家行ったんじゃね?」
研磨「…あぁ。 クロよく覚えてるね」
クロ「…まぁ、それなりに衝撃的な出来事だったからな。お前らは頓着なさすぎ」
『事柄やしたことはしっかり思い出せるよ、もちろん』
クロ「まぁいいんじゃねーの。日付云々じゃなくて、お互いを想いあってれば」
研磨「…ふ 笑」
クロ「こら研磨笑うとこじゃねーから」
『クロさんはわたしたちのことずっと見守ってくれてるもんね。ありがとう、クロさん』
クロ「…クロさん、大好き?」
『うん、クロさん大好き』
クロ「よっしゃ、いただきましたぁ」
研磨「………」
…なんかクロ、楽しそうだな。
穂波ん家の駅に着いたので
クロとわかれて2人で降りる。