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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第19章 みかん


ー研磨sideー





昼食の時間。




穂波が配膳してる。

…そっか、もう仕込みがないからか。




なんだ、また調理室で2人になれると思ったのにな。






『研磨くん!お疲れさま。ご飯いつもと同じくらい?』

「…あ、うん。いつもと一緒でいい」

『…ふふ。やっと研磨くんによそえた。 はい、どうぞ』

「…ん。ありがと」






豚の生姜焼き、筑前煮、ひじきとごぼうのサラダ、
きゅうりとわかめの酢の物、紫蘇が乗った冷奴
ニラとトマトのかき玉汁、ごはん




あー穂波のごはんって感じ。







犬岡とリエーフと翔陽が同じ机に来る。
クロや海くんがいる席に、赤葦が座りに行った。

…へぇ。







翔陽は、ちょっと元気ない。

…でもリエーフの相変わらずさに、翔陽も引っ張られてる感じ。
だから会話のトーンや内容はだんだんいつもとおんなじ感じになってきた。





「なぁ、研磨!それ、虫刺されか? でもなーんか、腫れてねーし、虫って感じじゃない気もするんだよなぁ」

研磨「…ん?」

翔陽「その、首のとこ。 気にならないってことは痒くないのか」

研磨「あぁ、これは、うん。痒くない。大丈夫」

灰羽「あぁぁぁ!研磨さん、それってまさか!」

研磨「リエーフうるさい。言わなくていい」

灰羽「すんません」

犬岡「翔陽はあれから穂波さんと話したのか?」


翔陽「…いや、皿返しにいく時とか、さっきご飯大盛りしてもらうときに話したくらいだ。
  …到着したとき、名前呼ばれた気がしたんだけどなぁ〜」

犬岡「今なら配膳落ち着いてるし、おかわりがてら話してみれば?」

翔陽「おっおう そうだな。 …でも、おれうまく喋れるかなぁ〜」

犬岡「昼食べて、ちょっと練習したら帰っちゃうんだろ?今しかないじゃん」

翔陽「よし!じゃあおかわりしてくる!」






犬岡はただ翔陽が気にしてたから言ってるって感じ。
それに穂波も嬉しいだろうから、やっぱ犬岡ナイス。






それにきっと穂波となら、
他校マネの前でよくあばあばしてる翔陽も、普通に話せるんじゃないかな。

















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