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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第19章 みかん


ー研磨sideー




「おい、研磨! 研磨彼女いるのか!?」




音駒の寝る教室に戻って
翔陽と犬岡がわやわやとよくわからない言葉で喋ってる側に座ってゲームをしてると、
話がひと段落した様子の翔陽に聞かれた。




「あぁ、うん。 いるよ」

翔陽「なんでいわないんだよー」

研磨「…だって …聞かれてない」





おれに彼女がいるかどうかなんて、
知ったところでなんになるの。





翔陽「あぁ、これ前にもあった気がする…」

研磨「………」

犬岡「………」
  (下手に喋ったらまた研磨さんに、犬岡うるさい、って言われるかも。ここは、我慢!)

翔陽「なぁ、どんな人?研磨の彼女!」

研磨「…どんな人って言われても」




かわいい。




翔陽「じゃあ、バレーすんの?」

研磨「いや、しないけど…」

翔陽「…じゃあ、ゲーム?」

研磨「たまーにするけど、多分翔陽より下手」

翔陽「…なんだよ!おれがゲームするとこみたことないだろ! まぁ、ゴニョゴニョゴニョ……」

研磨「………」

翔陽「何する人なの?部活入ってる?」

研磨「何するって人って聞かれても…… 部活は入ってないけど」





フラ、サーフィン、スケボー、料理、ヨガ………





研磨「…まぁ、なんか色々」

翔陽「〜〜… じゃあ、好きなのか?彼女のこと!」

研磨「うん、好き。 …当たり前じゃん」

翔陽「おぉっ! …そうだよな 彼女だもんな… えっ えっ もうちゅーとか…」

犬岡(今だ!)
  「翔陽は好きな人いるのか?」

翔陽「おっおれぇ? おれは………」




犬岡ナイス。

2人の話題はどんどん変わっていって
時々また話しかけられたりした。






夜久くんや海くん、福永も帰ってきて
そのうちにクロも帰ってきた。






「おーチビちゃん。そろそろねんねの時間じゃねぇか?」

翔陽「なっ!?」

研磨「…ふ 笑」

クロ「研磨、ちょっと頼みがあるんだけども」

研磨「…え、やだ」

クロ「…こら、最後まで聞きなさい。
  銭湯まで音駒マネ迎えいってくれや。1人で帰ってくることになっちゃうからさ〜」

研磨「…あ、そっか。うんわかった」




そういうことなら。




翔陽たちにおやすみ、と告げてゲームを持って教室を出る。






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