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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第17章 GW







『…宮城』

「烏野の監督が猫又監督に電話ですげーアタックしてきてるらしい」

「へぇ」

「それで、熱意に押されて、宮城遠征組む予定だとよ。明日のうちに返事するって」

「いつ」

「まだ未定だけども。
烏野以外の高校ともできるようにいま掛け合ってるってさ。
穂波ちゃんは何してんの、ゴールデンウィーク」

『わたし?わたしは、おばあちゃん家に』

「おっ、宮城?すげー偶然。…っつっても、なぁ」

『すごいね、烏野高校と再会できるんだね』




穂波は身体を起こして座る。




クロ「…まぁ、俺らはなんの面識もないんだけどね」

『クロさん、できたらいいなって言ってたもんね!』





なんでか穂波すごい嬉しそうだ。
そういや、ちょこちょこ烏野に会えるかなとか言ってたな





クロ「…あぁ、まぁ」

『すごいね、すごいね!3年始まってすぐこんな話がやってくるなんてすごいね!』





座ったままで両手をクロに向かって広げて喜んでる
…ハグの姿勢?





クロ「研磨、これは胸に飛び込んでこいという意味ですか?」

研磨「…多分、腕の中にね。 …どうぞ」





胸にじゃないよ。






膝を曲げ腰をかがめたクロの背中に穂波はぎゅっと腕を回した






クロ「こらっ ちょっと」






バランスを崩したクロの身体は穂波を押し倒すように崩れてく

咄嗟にクロは穂波の腰に片手を回し、地面に膝をつき、
ぎりぎり座ってると言える姿勢を保ったけど…






クロ「顔、ちかっ」

『ごめん、クロさん』

研磨「ふははっ 笑」






クロ「………」

『………』







「おい研磨こら、いま笑ったな」

「え、笑ったけど」

「まぁいいですけどね。楽しんでいただけて光栄です。
…じゃ、そういうことだから、よろしく〜
穂波ちゃん続きはまた俺ん家で♡」

『なっ!』

「…ふ 笑」








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