第16章 獅子
犬岡「えぇっ 黒尾さんだきあっ……」
芝山「………///」
海「黒尾は、ハグをした関係だな。 抱き合ったも間違えてはないけど意図的な語弊がある」
クロ「海さ〜ん、そこはユーモアってもんで」
灰羽「ハグっすかぁ〜 俺はキスしました!」
「 !!! 」
研磨「………はぁ…」
夜久「はっ? お前こそどーゆー関係だよ!」
灰羽「だから運命ですって!」
虎「はぁぁぁん!!?? ちょっ おまっ、研磨っ、あぁぁぁん!!??」
研磨「…ちょっと虎、うるさい」
クロ「…研磨知ってんの?」
研磨「うん」
クロ「…で?」
研磨「…ただのキスだよ。どうってことないやつ」
クロ「 ! 」
灰羽「あ、それで研磨さんは何組なんですか?」
山本「研磨は3組だっつーの!」
海「リエーフ、穂波ちゃんの彼氏は研磨だぞ」
灰羽「あっ えっ そうなんですか研磨さん!」
研磨「うん」
灰羽「いつからですか!」
研磨「え、それ聞いてどうなるの」
灰羽「いやなんとなくですけど」
研磨「…7月かな?え、6月だっけ。…どっちか」
クロ「7月じゃなかったっけ」
研磨「…じゃ、7月」
山本「…っはぁぁぁ? おい研磨なんで平然としてんだよ!」
研磨「…え」
夜久「山本に同感」
研磨「…おれと穂波の間ではもう解決してる。
あとは穂波とリエーフの間で話せば終わること」
灰羽「…なんすかそれ」
研磨「明日、穂波、話しに行くと思う。おれも行くかもだったけど多分いかない」
灰羽「あ、まじですか!明日会いにきてくれるんすか!」
研磨「うん。でも、穂波はおれのだから。勘違いしないでね」
「 !!! 」
灰羽「…わかりました。でも、明日穂波ちゃんと話すまで正直よくわかんないっす
穂波ちゃん、嫌がってなかったし、運命なんでしょって言ってくれたし」
研磨「…だよね。しょうがないよ。
…それにおれ、穂波のこと好きになるなって言ってるわけじゃないから」
灰羽「………」
研磨「……おれもう帰る」
みんな着替え終わってるのに何故か狭い部室から誰も出てない。
扉を開けて外に出る。