• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第16章 獅子







階段下の廊下に高木先生が立ってる。







「進級早々、何やってんだー? 他のオトコと仲良く手ぇ繋いで、髪撫でられて」







………。






『…せんせーい!会いたかったー!』

「…何言ってんのお前」

『先生に会いたくて走ってきたんだけど、あれ?もうチャイムなったっけ?』

「…早くしねーと、2限始まるぞ。 …そいつは誰だ」

『えーっと、彼のことは今回は見逃してー!』






わたしといたからって理由で、
入学早々高木先生に目をつけられては申し訳ない。







「はぁぁぁ???お前それどーいう意味だよ!」

『…ふふ。今年度もよろしくね、高木先生!』

「…? 仲良いんスね、先生と」

『仲良いというか、目をつけられてるというか…』

「俺のことは見逃してってどういう意味スか?」

『…ん?そのままの意味だよ。
…って遅刻同盟2人だけで話してると、いつの間にか2限も終わっちゃいそうだよ。
はい、じゃあリエーフくん、教室行こ!』

「あぁ、うん、また会える?」

『…へ?運命なんでしょ? 当たり前じゃん。見かけたら声掛けてね〜 またね〜!』






…いやぁ、完全に時を忘れるというか、
話してたらほんといつの間にか2限も終わってそうな感じ

あ、リエーフってどんな意味があるのか聞きそびれたなぁ…

またすぐ会うか。
なんかすごく人懐っこい子だったし






2階の教室へと急ぐ。











/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp