第15章 さくら
カズ「…研磨、おれこのまま穂波と手繋いでてもいい」
研磨「…え?あー うーん…」
カズ「………」
研磨「ごめんカズマ、だめ」
『 ! 』
カズ「…ん。それでいいとおもう」
カズマは穂波から手を離して、先に歩き出す。
「穂波、おれ、ごめん。夢中になり過ぎた」
『…ふふ。 謝らなくっていいよ。 楽しかった?』
「…ん。 手、繋ご」
手を取りとりあえず、ゲーセンの外に向かう
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「ぅわ、だいぶ日暮れてる」
iPhoneで時間を見るともう18時になろうとしてた。
…2時間近くやってたのか
マジか… 怒らないとか菩薩?
『カズくんはいつ合流?』
「…18時半。そろそろだね」
『じゃあ、一緒に向かお。 研磨くん、いいかなぁ?』
研磨「うん」
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宮下公園とやらに向かって、大人たちが来るのを待つ。
素人がみても設備がいかつくって、カズマがここで滑ってるの見たいと伝えると、
小学生は大人同伴じゃないと入れないから今は無理、と言われた。
「お。研磨カズマ」
また、周平たちに遭遇する。
さっきの2人だけじゃない、なんか人が増えてる。
「何してんの」
『カズくんにばったり出会って、これから撮影なんだって。今、大人待ち』
「おー、マジか!見てこーっと」
カズ「穂波も見てく?」
『んと、研磨くんどうする?』
研磨「少し見てく」
『うん!じゃあ見てく』
カズ「…ん」