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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第15章 さくら


ー穂波sideー






「ここも」







研磨くんの指が瞼をそっとなぞる








さっきから、わたしの身体のいろんなところに優しく触れながら
ここも、ここも って呟いてる

その言葉は、わたしに向けて言ってるのか
気付かないうちに声になってしまってるのか
すごく曖昧なニュアンスで発せられてる



けどそんなのどちらでもいい。
優しいタッチと声色にわたしの心は溢れるほどに満たされている








「ここも」








指は頬をつたい、
唇に届く

表面をさっと撫でると
下唇を優しくめくるようにしてつまむ

ゆっくりと指が離れると
唇はぽわんとやわくあいたままになる

研磨くんは身体をかがめて、
あいた唇の隙間に舌をゆっくりと這わせる



自ずと顎が動いて 口は開き
舌が絡まり合う



一つ一つの感触を確かめるようにゆっくりと舌が交じり合い
そして離れていく






『…んはぁ………』







「…あとは、ここも」








両手ですーっと腰のくびれをなで下ろされる

ゆっくりと指も手の腹も全部使ってどこまでも優しい触れ方。

…スキャンされてるみたい







『…ん………』









「ここも」







足首から脚の付け根まで
今度はつーっと指だけが這い上がっていく

真っ直ぐにではなく
なだらかな曲線を描くように…

太腿の柔らかいところは柔く押すようにして通り過ぎていく





『……んー…………』









「それから、ここも」









研磨くんの指がわたしの秘部に辿り着く














*裏が苦手な方はP614へ
(軽め。淡め。甘め。)

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