第14章 blooming
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温め直したお風呂に入って、
歯磨きをして部屋へ行く。
キャンドルに火をつけて、
ベッドでごろごろしながらぼんやりした時間を過ごしてる。
『研磨くん、始業式の日は朝練ないよね』
「…ん? 多分ないんじゃない」
『入学式の日はどうかな』
「…んー多分ない?どっか別の体育館でするのかな。確認しとく」
『…始業式の日、一緒に行けたら一緒に行こ』
「…ん。あれ?いつからいつまで行くんだっけオーストラリア」
『24日に出て4日に帰ってくる。 春休み目いっぱい』
「そだ。 めいっぱい」
春休みは24日の土曜日から4日の水曜まで。
5日は始業式で、6日は入学式。入学式の日は在校生は休みだ。
「…入学式の前は多分、体育館使えないから、始業式の後は練習短いかも。
トレーニングとロードワークだけとか。卒業式の前もそうだったし」
『そういえばそうだったね、卒業式』
「…ゆっくりできたらいいね」
『うん。研磨くんとゆっくりするのすき』
「…ん …穂波〜 おれ眠くなっちゃった」
『…ん? 寝ていいよ。 …キャンドル消そっか』
「布団でもしたかった」
『!』
「………」
『……なんで布団でもってなったの?』
素朴な疑問
「ソファとかお風呂とかもゾクゾクして好きだけど 布団が一番すき」
『………』
なんてシンプルな回答だろ
「穂波も、ここでもしたいって下で言った」
『…うん、言った………』
「でもいいの?」
『…研磨くんってエッチだね』
「………別に。 そんなことない …ふつーだよ」
『普通かな、普通かな。 エッチな研磨くんもそうじゃない研磨くんも大好き』
「………ん。 もーいいよ。 寝よ」
質問に答える時はけろっとしてたのに
今は途端にすこし恥ずかしそうにしてる。
…かわいい