第14章 blooming
チャイだけだと後口がすっきりしないから
白湯を沸かして飲みながら、
部屋には上がらソファでまったりしてる。
もう結構遅い時間なのだけど
なんだかまったりモード
お互いソファの端に座って、
研磨くんは携帯でゲーム、
わたしは小説を読んでる。
研磨くんは脚を軽く伸ばして、
わたしは膝を曲げて、
端と端で向かい合うみたいな感じ。
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小説を読み終えてしまったので
本を閉じて研磨くんの方をみてみると、
携帯を下ろしてこっちをみてた。
ん?いつからみてた?
「…読み終わった?」
『うん、最後の方だったから全部読んじゃった。 …ゲーム終わってたんだね』
「うん、ちょっと前にね。 残りページ少なそうだったしみてた」
研磨くんは足の指でわたしの足の裏を押してる
くすぐってるってより、なんかちょっかい出してるって感じ
『…歯ぁ磨いて、上行こっか』
「…んー」
ソファの上を四つん這いで近づいてくる
顎に手を添えてくいっとされて、唇が重なる。
唇がゆっくりと離れたけど
研磨くんの胸元の服を握ってもう一度口付ける。
キスが熱を帯び出すタイミングって
その時々だし、最初っからの時もあるけど、
いつもとびきりゾクゾクする。
なんならこの瞬間が一番、身体が反応するというか…
顔の角度を変えながら啄むようなキス…
それから、どちらともなく舌が這い、絡み合う。
研磨くんの手はわたしの肩を押さえ、
もう片方の手は太腿とお尻をゆっくりと這う
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