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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第14章 blooming


ー研磨sideー




「研磨は焼きもちとかやくの」




穂波がお風呂に入ってておれらはゲームしてたんだけど、
カズマがいきなり聞いてきた。





「…え なんで」

カズ「…別に、なんとなくだけど」

研磨「…カズマは、どうなの」

カズ「おれはいまのとこそういうのはない。 でも研磨以外のやつはやだって思う」

研磨「………」

カズ「あ、でもそれは焼きもちじゃなくて、嫌悪感みたいな感じか」

研磨「………」

カズ「研磨なら許せるけど、他のやつがって想像するとムカつく」

研磨「………」

カズ「…で、研磨は?」




…話、全然逸れなかったし




研磨「…んーよくわかんない。 でも、まぁ、別に 普通に。 …一回イライラしたかな」

カズ「…へぇ」

研磨「なんで」

カズ「いやだから何となくだけど… 穂波の前の彼氏見たことある?」

研磨「…いや、ないけど」

カズ「名前調べると普通に出てくるよ。 プロだし。大きい大会出たりもしてるし」

研磨「…や、別に興味ない」

カズ「ふーん」

研磨「カズマは気になるんだ」

カズ「…まぁ。 スケーターだからかも」

研磨「…あぁ。 でもいま20?とかそのくらいでしょ」

カズ「だね。 …なんで」

研磨「…や。 別に」

カズ「………ふーん」




9歳の頭でカズマは何考えてんだろ。
…おれ9歳のときとかこんなこと1ミリも考えなかったし

…実際、何でもいいわけじゃないんだけど
でも、まぁ、何でもいい。




カズ「アイスの実、何味買ってきた?」

研磨「…ぶどう、メロン、チョコ」

カズ「…あー迷う」

研磨「…ふ 笑」

カズ「…あ、穂波」





穂波がお風呂から出てきた

水を飲んで冷蔵庫の方へ歩いてく






『…アイスの実食べよ』





カズ「おれメロン」

研磨「チョコ」

『じゃあわたしぶどう。 …ふふ』






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