第14章 blooming
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「あ、そうだクロこれ」
練習が終わって、
穂波がつくってくれたのを見せる
クロ「お、差し入れ? 色が増えてる。うまそ〜」
夜久「わ!なにこれうまそ!」
ぞろぞろとみんな集まってくる
「…きなこのと、クランベリーのと、ココアのだって」
………
「「「いただきまーーーーーーす」」」
おいしい。どれも美味しい。
夜久「なぁ研磨、アキくんの大会ってお前のなんかデカいやつでみれるのか?」
研磨「…なんかデカいやつ」
海「タブレットのことかな」
研磨「…みれるけど」
夜久「みてみたいんだけど!」
研磨「…また今度持ってくる。携帯でもみれるけど、今日はもう終わりだろうし…』
夜久「おぉ!なんかすげーよな!世界ツアーとか!」
クロ「サーフィンのスポンサーとかどこがつくのかね」
山本「Vリーグとは違うもんな…」
夜久「ふつうにサーフブランドとかスポーツ用品メーカーとかじゃねーの」
研磨「………」
クロ「…どういうシステムなんだろうな」
夜久「アキくん顔もかっけーし広告とかかっこいいだろなー」
研磨「…広告、見たことある?」
クロ「いや、ねぇな」
研磨「だよね… まだ競技としてはマイナーだからかな」
クロ「?」
テレビとか
電車や街の広告にももしかしてアキくんはいるのかな
趣味としてはポピュラーだけど
競技としてはあまり知られてなさそうだし、
サーファーとして存在を知らないだけで。
アキくんだと普通にモデルが広告に出てるって
思っちゃいそうだもんな…