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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第14章 blooming


*微裏?(〜P506)





『アイスの実が一袋だけあるの』




お皿を洗い終えて、手を拭きながら穂波が言う。







『一緒に食べよ?』

「…うん、食べる」







ソファに座ってゲームしてるおれに跨ってくる。

ん?なんで?






『カズくんが好きなんだ、アイスの実』

「へぇ」

『それでいっぱい買って、少しずつ食べてこれだけ余ってた』






これって言われても、後ろに隠してて見えない







「なんの味?」

『…へへ』

「………」

『研磨くん、目瞑って』

「…え、なんで」

『なんとなく』







ゲームを止めて目を瞑ると かさかさって音が聞こえる
なにも見えないから、なんでもない音が大きく聞こえる気がする








いきなりはぁ〜って鼻に息がかかってビクッとする
…ぶどうだ






それから冷たいアイスが唇の上を転がる








『研磨くん、ちゃんと目瞑ってて偉いね。 …あーんして』








なんか、目を瞑ってるだけでいろんな音とか感触が… エッチに感じる







口を開けると一粒、アイスの実が口に転がってきた。







『…美味しい?』





…何をいきなり穂波はしてるんだろ
すごい楽しそうなのは伝わってくるけど





「…ん。美味しい。ぶどう」








『…ふふ。 はい、もうひとつ。 あーん』







口を開けるとまた一粒転がってくる
食べようと口を閉じると穂波の指も入ってきた

口の中でくねくね動く指にに溶けたアイスを舌で絡める

よくわかんないけど、ゾクゾクする…








口から指が抜けたかと思うと、
耳の近くで ちゅぱって音がする。
指を舐めたのかな…

『…美味しいね』

「………」






え、ほんとなにこの…プレイ?







次のあーんを待ってたら、
いきなり冷たいのが唇に当たる
口を開けると次は舌も一緒に入ってくる

…でもアイスを押し込んで舌は出てった






「…………」


『…欲しい?』


「…ん」





アイスが欲しいか、ってことだよね。






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