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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第14章 blooming


ー研磨sideー




『ん?バレたか。笑 でもね、ご飯が炊けてからはあるよ…何して待とう?』





穂波は首に腕を回して
身体をくっつけてくる。

これって… 誘ってる?





台所に行ってみたら、あまりやることなさそうで
それでこの状態。





腕を腰に回して貪るようにキスをする

…さっきしたばかったなのに 欲情ってやつだ






穂波は片手を伸ばして土鍋の火を弱める






なんかものすごくそそられるけど…







「…ねぇ穂波 すごい、すごいいいんだけど、お腹すいた」

『…ふふ。わたしも。 お腹が空きすぎて研磨くんのこと食べようとしちゃった』






くしゃっと笑いながら穂波は言う。
風に揺れてる花みたいだ。
おれはその甘い香りに集まってきた虫かなにか。





『よし、じゃあ研磨くんにはタレを作ってもらいましょう』





蒸し野菜に付けるやつ…
と呟きながら穂波は小さなボウルを取り出す。





『どんなタレにしよう?』

「…んー、わかんない」

『…ごまだれでもいい?』

「うん」

『わたしはここでさわらに塩麹を塗ってるので、
研磨くんはネギをみじん切りにして、ニンニクをすりおろしてね』





いきなりのこの切り替えは一体なに…
おもしろいけど…





「…ふ 笑」










…言われた通りにやってみてるんだけど、
みじん切りがみじん切りにならない





「…みじん切りにならない。微塵ってすごい小さいってことでしょ」

『…ふふ。 みじん切り最初のスライスが大きいとちょっとややこしくなるよね。ごめん伝えてなかった』



そう言って包丁を左手に持ってとんとんとんとんと細かくしてく。





『そしたらこれらを一緒に混ぜてくださいな』

言われた通り、ねりごま、醤油、酢、蜂蜜、ごま油を一緒に混ぜた。

…いい匂い。美味しそう。




その間に穂波は鰆に何かしたり、
鍋にお湯を沸かしたりしてた。








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