第13章 16
『………んんッ…』
喉の奥で声にならない喘ぎが響く
研磨くんの背中にまわした手に力が入る
…もう、ダメ
…またイっちゃう
「………」
身体が震える
すごい敏感になってるナカで
動きを止めた研磨くんのが脈打ってる…
それだけで気持ちいい…
『…すき』
「…ん、おれも」
『…ん』
「穂波、おれももうイくから、動いてもいい?苦しい?」
『ううん、動いて いっぱいぎゅってして』
「ん。」
一度上体を起こして肩にあげてたわたしの脚を下ろして
背中に手を回してホックを外し 肩紐も腕から抜いてはがされる
それからまた身体をかがめると、肌と肌がくっつく
脇の下から腕を通して 頬や頭を撫でながら
研磨くんの腰が動き始める
片手は頭の横で指を絡めて握ってる
研磨くんは眉をしかめて、歯を食いしばってる
苦しそうで、色っぽく熱を帯びた表情
それでも冷静さを欠かない綺麗な瞳…
みてるだけで身体が疼く
…みてるだけじゃないけど
『…んんッ………』
律動はどんどん速くなる
首に腕を絡めたまま
研磨くんの腰に脚を回してクロスさせる
「…あ、ちょっとっ… それ」
『…すき』
「…ん あ、もー …ヤバ」
離れないようにぐっと脚で固定してるから
奥に奥にあたる
『………ンンッ…』
「…………ッ…」
わたしが達するのと一緒に
研磨くんの白欲がドクドクと吐き出される