第13章 16
ー穂波sideー
「…脚、閉じて?」
開いていた脚を上を向いたまま閉じると
ナカが一層締まって、研磨くんのが壁をぐいぐい押してくる感じ
『…んぁッ………』
研磨くんが少し腰を動かしただけで すごい快感が身体に渦巻く
律動はだんだん速くなり、頭がくらくらしてくる
背中に手を回すと 身をかがめて身体をくっつけてくれる
脚は挟まれてるから 腕でぎゅうっと抱きしめる
研磨くんは耳元に顔を埋めて動いてて
吐息がかかるし、荒い息が聞こえてきてすごく… 色っぽい。
わたししか知らない、研磨くんの音。
『…研磨くん、 …研磨くんはわたしの?』
「…っ …え? ………あー、キッツい… …もっかい言って?」
『…わたしの研磨くん』
「…んっ……… そだよ… 」
奥を擦るようにぐるぐると腰が動き出す
それと同時に耳に舌で、胸の突起に指で刺激が与えられる
『…あっ………ンン!…』
身体が跳ねて、ふわっと力がぬける
研磨くんは一度口付けてくれると、
わたしの脚を肩に乗せてまた腰を動かし始める
…さっきよりずっと奥にあたる
『…あっ …研磨くンッ』
イったばかりですごい、快感の波が…
肩に脚をかけたまま研磨くんが身をかがめるから
腰が浮いて、身体がまるまって自分の脚が胸にくっつく
「…穂波、やわらかいね」
『…えッ ……やわッ ……んっ 奥にあたってッ……』
口が塞がれる
研磨くんの舌が口内を這い、それをなんとか絡めとる
下からの刺激が強くて 舌の動きがおぼつかない