第13章 16
研磨くんはゲームを置いてソファに這い上がってきて
場所を開けるために座り直したわたしの膝の上に頭を乗せた
膝枕… かわいい
リモコンで続きをつける
膝の上に頭があると、
つい、撫でてしまう。
猫みたいな、子供みたいな。
そのうえ今日はお兄ちゃんの服を着てるから
研磨くんにはぶかぶかで
それがまた一層愛らしさを増してて…
なんだかとても愛おしい
ドラマを観ながら、
手はずっと頭を撫でたり、髪の毛を触ったり、
耳たぶをふにふにしたりした。
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ドラマが終わって、
横を向いてた研磨くんの顔が上に向く。
こうやって上から目を見つめるのはたまらないなぁ。
愛おしい。
研磨くんの手が首の後ろに添えられて
下に引っ張られる
研磨くんは肘を立てて頭を浮かせ、キスをする。
吸い付くような、ねっとりとしたキスを一度。
「…布団行こ」
『…ん』
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