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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第13章 16






『…わぁ………』





丁寧な手つきでネックレスを取り出す

その動きは見てるこっちがうっとりするほど滑らかで。
なんなんだろ… 指先まで綺麗。





じーっと手に乗せて動かない。





「…つけてみて」


『うん。…研磨くん、つけてくれる?』


「え。…あ、うん」





穂波は俺に背中を向けて
長い髪を片側に流す





「…ん。できた。 …こっち向いて」





あーやっぱり。
思ってた通りだ。





「うん、綺麗。 穂波、綺麗」






穂波はすっごくかわいい顔で微笑み、
首に腕を回して抱きついてくる。






『研磨くん、ありがとう。嬉しい。』





「うん。誕生日おめでとう」






唇が重なる。
柔らかく、優しく。

ゆっくりと唇が離れ、目が合う。

微笑み、額を合わせる。






触れるか触れないかの距離で 互いの息遣いを感じながら






それからもう一度、重なる唇。

啄むように、キスを落とす








「…穂波、好きだよ」


『うん、わたしも大好きだよ、研磨くん』


「…ん」






『…ちょっと、部屋で鏡みてくるね』







やっぱり良かった。似合ってる。色も細さも。



すごい、嬉しいかも…







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