• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第12章 smh


ー木兎sideー





「木兎さん、穂波さんという方の何を見て惹かれたんですか」




梟谷に帰るバスん中で赤葦が聞いてくる。




木兎「そんなの知らね〜よぉ 好きなもんは好きィ」

赤葦「…その、好きと伝えて相手はどんな反応をされたんですか」

木兎「会ったばっかりだったからなぁ 軽くあしらわれたっつーか、なんつーか。
  でも諦める気には1ミリもならなかったね」

赤葦「会ったばかりで… そういうものですか」

木兎「なぁ〜赤葦ぃ」

赤葦「なんですか木兎さん」

木兎「赤葦には会ったり話してるだけで元気になるような、安心するような人はいる?」

赤葦「…安心する人ですか …祖母とかではなく、ですよね。
   小説の中ではありますけど 実際にはまだ… いないですね」

木兎「へぇ〜 ショーセツの中にはいるの?」

赤葦「…そうですね、出てくるとほっとするような人物はいますね。
  話し方だとか佇まいだとか… 小説なので結局半分は自分で想像しているとこがありますけど」

木兎「なるほどねぇ  …話し方とか佇まい」

赤葦「…その穂波さんという方が、木兎さんにとってそんな存在なのですか」

木兎「一回しかあったことないけどさ、そんな感じがした」

赤葦「俺にはまだわからないですけど、そんな人に出会えるのはそれだけで幸せでしょうね」

木兎「…でもまだ指一本も触れてないんだよ〜 握手以外で。
  できることなら出会うだけじゃなくて抱きしめたりしたいって思うだろ〜
  だからもしまた会えたら俺はもっと近付きたい!」

赤葦「…はぁ。 …それでその方と音駒の孤爪はどういう関係なのですか」

木兎「…赤葦に言ったらうるさそうだから言わない」

赤葦「………そうですか」





一度しか会ったことなくてもそれだけで
穂波ちゃんは研磨くんのことしかみてない、って感じは
十分に伝わってきたんだよなぁ

研磨くんも何も危機感なしって感じだったし…

でも惹かれちゃうんだもん

仕方ねぇよなぁ…








/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp