第10章 2012
お臍にそっと口付けてから、
研磨くんの手がズボンにかかり、
丁寧に脱がされる
「…寒い?」
部屋に入ってから寝るつもりですぐ布団に入ったから、
部屋の暖房はつけてない
『…うん、ちょっと寒い』
布団を肩まで被せてくれて、
研磨くんは布団の中に潜り込んだ
腿の内側を、
膝の方から上に向かって唇が這う
気持ちいいような くすぐったいようなで
身体をくねらせて 脚を閉じそうになる
研磨くんの手が閉じようとする脚をそっと、でも力強く抑える
太腿の付け根の方の柔らかいところに
ちりちりっと微な痛みが走る
吸い付いてた口を離すと、指でそっとなぞった
…見えなくても、なぞるんだな
それからすこし、期待してた真ん中を通り過ぎて
反対側の腿に舌が這う
行ったり来たり
舌のいろんなところで強弱をつけながら
ゆっくりと下から上に上がってくる
研磨くんの唇が
割れ目の横のぷっくりとしたとこをはむってする。
口付けるようにしたり、
唇の内側を擦るようにしたり…
唾液でしっかりと濡れた暖かくて柔らかい研磨くんの唇に
わたしの身体はとろとろにとろけてしまいそう
『…ンン…………気持ちいい……』
舌が割れ目に触れる
『…んぁっ………』
身体が疼いて脚が閉じそうになるのを
研磨くんの手がしっかり押さえてる
押さえられてることに、一層ゾクゾクしてしまう…
緩急のある舌の動きに浸ってると
チュウウ
と音がして吸いつかれた
『…んンッ………』
そうして舌は蕾を捉える