第10章 2012
円を描くようになめたり
舌先で弾くようにされたり
小刻みに刺激を与えられたり…
緩急のある、でもあくまでも優しい研磨くんの舌使いに
頭がツーンとして、くらくらとしてくる。
ぎりぎり…
もう少しで、よくわかんなくなっちゃいそう…
もうしばらく前、蕾に触れられた頃から、
息が随分荒くなってる…
そこにきてまた
チュウウと音を立てて 蕾を優しく吸われ
ビクンっと身体が弾む
『…ん はぁ………』
…荒んだ呼吸をゆっくりにしようと深く息をする
「…どんな顔してるの」
布団がもぞもぞと剥がれ、
研磨くんの目がわたしを見つめる
「…ふふ。 とろとろの顔。 …かわい。 …まだする?もういい?」
こういう質問を、反応を楽しむとかじゃなくて
ごく普通にこういうときにしてくる研磨くんはほんとにズルい
『…まだ………してくれるの?』
「うん いいよ …暑い」
布団に潜ってた研磨くんはたぶん汗をかいていて
すこしむわっとした空気が流れてくる
上を脱いで裸になるのを
深く息を吸いながら見つめる
研磨くんの汗の匂い、流れてくるかなって思って…
それからまた研磨くんは外側のぷっくりしたとこも
割れ目も、蕾も…強弱と緩急をつけながらゆっくりとしてくれて…
止まらない研磨くんから与えられる快感に身を任せてると
より深ーい波が教え寄せてくる
頭くらくら… 飛んじゃいそう
カプッ
優しく蕾に歯がたてられて
腰がビクンッとはねる
今までになかった刺激に身体が追いつかない
尚も舌や唇で与え続けられる快感に身体が震える
「……あれ、穂波、大丈夫?」
『…ハァッ………研磨くんッ……』
身体を起こしてこちらをみてる研磨くんのことを
抱きしめたいんだけど 身体が震えて動けない