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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第10章 2012


ー穂波sideー




朝起きると隣に研磨くんが寝てる。





しかも今日は休みじゃなくて、
普通に学校。研磨くんは普通に朝練。
逆にすごい特別感がある。





唇に軽く触れるだけのキスを落として布団をでた。







研磨くんの寝顔も寝息も… ほんとかわいい。








下に降りて顔を洗って、ストーブに火をつける。
熾火があったからわりと早く着いた。






やかんとお鍋でお湯を沸かして
台所でも火を使ってなるべく空気があったまるように。








鍋にオリーブオイル、ニンニク、ベーコンを入れて火にかける。
いい香りがしてきたら、
小さく切ったネギ、セロリ、じゃがいも、ブロッコリー、白菜も一緒に炒めて
油が回ったらお水とトマトの水煮を加えて、
ことことしてきたらストーブの上に移動させておく。

朝ごはんのスープ。





お弁当は昨日の炊き込みご飯と、作り置きのものをいろいろ詰める。
ささみのフライもパン粉をつけて冷凍しといたやつを揚げるだけ。
普段の朝はごく簡単だ。


…2人分のお弁当。


日常の中に入ってくる特別は、どうしてこうも眩しいんだろう。



・・・




ストーブから鍋を下ろして、塩、胡椒と少しの砂糖で調味する。







…そろそろ研磨くん起きたかな。








洗濯機から洗濯物を取り出して二階に上がって、一旦部屋に戻る。








ドアの音で目が覚めたみたいだった。







『あ、起こしちゃったかな』




ベッドに座って顔見に行くと




「…んー」





小さく唸りながら手を伸ばしてわたしの手に重ねる。






「…穂波、手つめたい」

『いま洗濯物カゴに入れてきたから』

「………あ、そか。洗濯って朝干すのか」

『…? おはよう研磨くん』

「…ん。おはよ」





研磨くんが起き上がって軽いキスをした。





『わたし、洗濯干してくるね。研磨くんはいつも通り用意してね』

「…ん。   ふぁぁぁ〜」







研磨くんが昨日タイマーしてくれたのに、
朝干すのか、とか言ってた。
寝ぼけてるのかな…

かわいい












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