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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第10章 2012


ー研磨sideー



クロと分かれて〇〇駅で降りる。





学校終わりに穂波が待ってる家に帰るってなんか…





これからもあんまりないことなような。感じがする。
ま、いいや。







さむいなぁ…
息が白い
ゲームもしたいけど手が冷たい。
鞄にしまってポケットに手を突っ込んで歩く。






穂波ん家の前についた。



煙突から煙が上がってる。
暗い空に白がぼんやりともくもくと映ってる

穂波ん家の電気はオレンジっぽいやつだから
なんかすごい、あったかそうにみえる。





『研磨くん、お帰りなさい。』





玄関が空いて、目の前には穂波。
わかってはいたけど…

なんかすごい、かわいいかも…

しゃもじ持ってるし。





「…ん。ただいま。 家ん中あったかい…」

『外寒いよね。ブランケットとか、自由に使ってあったかくしててね。先にご飯でもいい?』

「うん。 …おでんの匂い」






ストーブの上に鍋が置かれてて、そこからおでんの匂いが漂ってくる。







『冬に漂ってくるおでんの匂いはもうテロだよね。あとキムチ鍋のビジュアル』

「……テロ」

『…研磨くんって、辛いの食べれる?』

「馬鹿みたいに辛くなければ、まぁ普通に」

『一緒だ。じゃあきっと辛いのも一緒にほどほどに楽しめるネ』





ソファの上におれのかばんが置いてあって、
鍵が机の上に並んでる。


とりあえずマフラーをソファにかけて、
ストーブの前のカウチに座って暖をとる。






「穂波、荷物取りに行ってくれてありがと」

『…あ、うん! 鍵、机の上においてある。よろしくね』

「…ん」

『…ご飯ももう炊けてるから、研磨くんがあったまったらいつでも』





穂波はおれにあったかいお茶を手渡しながら
隣のカウチに腰掛けた




『ねぇ、研磨くん。ゲーム持ってきたりしてる?』

「…ん?」

『大画面でやる方』

「…あぁ、それは流石に。穂波に持たせるのに重いし」

『…ふふ。そっか。ありがとう』
























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