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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第9章 ユーカリ




こうして研磨くんも一緒に家族で食卓を囲むのって初めてだ。
嬉しいな。





はふはふと熱々の雑炊をみんなで食べる。





「…湯気がおいしそう」





研磨くんはたまにファンタジーみたいな世界を覗かせてくれる。
冷静なとことファンタジーなとこが相まっている研磨くんは魅力的だ。







『研磨くん、今度サーフィンしよう』





きっと、ファンタジーの冒険フィールドが広がるよ。
スノボもスケボもしようね。





「…へ。…あ、うん。…え、冬に?」

心「秋に行けばよかったね〜でも研磨くん、部活いそがしいもんね」

研磨「…秋」

心「秋はね、人も少なくなるし、水温高くて外は暑くなくていい感じなの。
 私たちみたいに冬でもいつでも海入りたいっていうんじゃない感じの子には
 秋がいい感じなんだよね。研磨くん、暑いの苦手そうだし 笑」

研磨「水温が高いんだ」

『海の水って多いからさ、大体二ヶ月遅れで水温がついてくる?っていうか。
だから夏は結構冷たくてそれも気持ちいいし、秋はあったかくてそれもすごくいい』

研磨「…へぇ」

シゲ「時間ができたら、ぜひ一緒にいこうな」

研磨「あ、はい。…是非」





…なんか新鮮だな。





心「今日はなにするの?」

『…未定。カズくん来るかもだから、台湾行く前だし来たら一緒に遊ぶ』

心「夜は周平たち来るよ、研磨くんもご飯食べてく?」

研磨「…あー、おれは今日は家で食べます。…たぶん母さん何か用意してるから」





きゅん。






心「それもそうだね、今日の夜はファミリータイム。いい心がけ」






ほんと、いい心がけ。
流されなくて。すてきな人。











朝食を終えて、
お母さんたちはお店に行って、
研磨くんとのんびり過ごす。





ヴッヴッ





カズくんだ。





『もしもし』

「あ、穂波。今日暇?」

『研磨くんといるよ。カズくんもおいで』

「え、まじ?行く。」

『ん、気をつけてくるんだよ』

「…ん。あ、でも10:30くらいになる」

『オッケー』






『カズくん来るって。わたしじゃなくて研磨くんに会いに来るって感じだった』

「…ん」

『ねぇ、研磨くん』

「…ん?」







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