第9章 ユーカリ
*裏(〜P308)
ドアノブにかけたままの手に研磨くんの手が重なり、
扉がゆっくりと開いて中に入る。
口付けながら、ベッドの方へと近づいてく
サテンのパジャマの上を滑るように
研磨くんの右手が這い、ボタンに辿りつく
寝る前でブラをしてないから、
少し掠めただけでビクってなった
ベッドに押し倒されて
研磨くんは左手で多分電気のリモコンを探してる
『…っん…』
ボタンが全部開けられて指が身体を上から下へと伝う
部屋の暖房つけてなかったから冷たい空気が肌に流れ込む
ピッ
電気がつく。
電球色にしてるから、まぶしすぎないけど、
でもいきなりつくとまぶしい…
すぐに研磨くんが明るさを落としてくれる
するするっとパジャマが袖を抜ける
やっと唇が離れてキャミソールを脱がされる
「布団、はいろっか」
2人で布団の下に滑り込んで
わたしは研磨くんのスウェットを脱がせる
その下も、そのまた下も。笑
『研磨くん、いっぱい着てる』
「…ん。着過ぎた。あつい」
『…ふふ』
汗でほんのりしっとりとした研磨くんの背中に手を回して抱き寄せる
身体をぴたっとくっつけてまたキスをする
キスしながら研磨くんはズボンも脱いで、
それからわたしのズボンも下着もおろした
2人とも裸で布団の中でくっつく。
冬っていいな…
啄むようなキスをまた
何度も何度も
研磨くんの手は胸に添えられて、
円を描くようにわさわさと動く
最初片手だけだったのが両手になって
それから親指で突起に触れる
『…ぁん……』
『……ンッ……』
舌先でいきなり突起を舐められて
思わずくしゃっと研磨くんの頭を押さえてしまって
より強い刺激が走った
『…アっ……』
そのまま研磨くんは舌で少し押すようにして刺激し続ける
片手が上に伸びてきて
人差し指が合間を縫って口の中に入ってきた
口の中を艶かしく動く研磨くんの指に
舌を絡ませたり吸ったり…
わたしの大好きな研磨くんの綺麗な指…
みえないそれを想像すると身体が疼く