第9章 ユーカリ
胸を刺激していた手が離れたかと思ったら
つーっとわたしの割れ目をなぞる
クチュクチュと音をさせながら
優しく指が上下する
口の中で動いていた指を抜いて、
わたしの唾液で濡れたまま蕾を刺激する
『…あっ………んッ……』
研磨くんは胸から顔を離して
わたしの顔を見つめてる
落ち着いた、でも熱を帯びた目で、じっと
目があった瞬間
『……ああッ…』
指が2本入ってきて、
すぐに気持ちいいとこをとんとんと撫でるように優しく動く
研磨くんの指はいつも
どんぴしゃな場所をちょうどいい強さで刺激する
身体が覚えてしまって、
過剰に反応しちゃう気がする
いつもは開いてる親指だったのに
きょうはもう片方の手で指を数本使って蕾を刺激するものだから
『………んあッ…』
ビクンと身体をのけぞらせて達してしまう
ヒクヒクと波打ってより敏感になっている内側を
研磨くんの指は絶えず刺激してくる
「…かわい」
そう言うと
指の動きが少しだけ強く速くなる。
決して乱暴じゃなくて、あくまでも優しく…
『………ぁあッ……』
気持ち良過ぎて、容易くもう一度達してしまった
『…んー……』
指が抜かれるだけで感じてしまう
「…すき」
研磨くんがそう呟いて
また唇が重なる
『研磨くん、もう…』
「…ん?」
『欲しい』
「………ん」
脱いだスウェットのポケットから小さな包みを取り出し
封を切り 研磨くんのがそれを纏う
「………手、つける?」
………そりゃつけるけど…
手と膝をついて四つん這いになる
…この体制で待つのって恥ずかしい
「………」
振り返って研磨くんの顔を覗くと
ちら、と目を動かしてこちらを見つめる
背中につーっと指が這う
それだけで身体が小さく反応しちゃう
お尻に手を添えて
研磨くんのがあてがわれる
ゆっくり ゆっくりと 深く挿ってくる