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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第9章 ユーカリ





揺れ椅子に座ってぼーっとする。





穂波はストーブのカウチに座って
父さんと話してるみたい。






揺れてるとだんだん眠くなってきた。











「研磨、ちょっと起きなさーい」




母さんの声で目が覚める





「私たちもう帰るけど、ほんとに泊まっていくの?」

「うん」

「穂波ちゃんに変なことしちゃだめよ」

「…ん」






母さんはまさかおれが穂波ともうそういうことしてるなんて
思ってもなさそうな感じで言う。
おれはまだしも、穂波をみてもそういうふうに思うんだな…

ま、いいや。
泊まっていける。






「迷惑かけないように。じゃ、またね」

「…ん。気をつけて」






下でがやがやと音がして、それから静かになる。
しばらくしてから穂波が上がってきた。








『お風呂、もう少しで入れるよ』

「…ん」

『びっくりしたね』

「うん」

『…ふふ。…研磨くんが泊まって行ってくれるの嬉しいナ…久しぶりに朝まで一緒だね』

「…ん」






BBQ以来だから、ほんと久々。
さっき心さんとシゲさんは母さんに何を話したんだろ。
これから、もうちょっと泊まりやすくなるかな。
だといいな。





『あ、多分今音なった。研磨くん、先に入ってきて?』

「…一緒に入らないの?」

『………』






いつも入ろうって言ってくるくせに、
こっちから言うとこうも恥ずかしいがるのは何なんだろ。
かわい…







『…ちょっとしてから、行くね』

「…ん。先行って身体洗ってる」

『…ん』







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