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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第8章 栗と飴玉


ー穂波sideー



文化祭1日目。



うちのクラスは
綿菓子とかアイスキャンデーとかたませんとか
駄菓子やさんっぽいお店をする

みんなの計らいで、研磨くんと同じ時間に店番をすることになって。
だから一緒に回れる

周平もスケボー仲間と来て、相変わらずでいっぱい笑った。



「穂波、ダンスとかしないんだ?」

『ん?』

周平「ステージでさ、そういうのあるんじゃないの」

『あー、ありそうだね。考えてなかった。人に見てもらいたいとかあんまないからなぁ』

周平「まーそうなのはわかるけど」

『…ステージね。来年までにゆっくりイメージしとく。笑』

周平「お好きにどうぞ。笑 じゃ、またなー 楽しんで〜」





研磨くんにはみてもらいたいって思ったし
他にも会話の流れで見に来てね、とかそういうのはあるけど
実際自分の踊りをたくさんの人に見てもらいたい!っていうのはわたしにはあまりなくて。
そもそもステージで踊るより、草とか砂の上で踊るのが好き。

でもそれじゃ、幅が狭いかな、自己満足かなって思って
人に教えることに挑戦してみてるし
他ジャンルもこれから、改めて挑戦したいなぁと考えてるところだったりする。

学祭のステージかぁ…





「穂波〜交代の時間〜」



芽衣に声をかけられる。



『あ、もう?早ーい!』

「いってらっしゃーい。暴走して孤爪くんに迷惑かけないようにね!笑」

『…へ?』

「なんでもなーい!」











研磨くんと一緒にうろうろする。




福永くんのクラスがたこ焼きを出すって聞いてたので
行ってみるとちょうど福永くんがころころとたこ焼きを焼いてた。



『福永くん、小慣れてる…』

「…うん」




福永くんの焼いたたこ焼きと
山本くんに呼び込まれて買ったとうもろこしを持って、屋上に行くことに。
当たり前だけど中庭は人がいっぱいで。





屋上も多いかなぁと思ったけど、ちらほらといるくらいだった。
人混みから逃げてきた組。
ちょっとした親近感。






研磨くんも当たり前のように水筒を持ち歩いてくれていて、なんだか嬉しい。






並んで座ってたこ焼きととうもろこしを分けて食べる

何でもないような幸せな時間





綺麗な秋晴れの空







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