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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第8章 栗と飴玉


ー研磨sideー


穂波と弁当をいつもより早めのペースで食べて
2階の渡り廊下に行く


虎も福永も夜久くんももう居て、
おれらが最後だった



夜久「今朝も朝練前、待ち伏せされてたしさ」

虎「すげーっすね。黒尾さん、モテるんすね」



クロは今朝2年の女子に告白されてた。
昨日の部活前は3年から。



夜久「文化祭前で盛り上がってるんだなぁ〜 
  気持ち伝えて、付き合って一緒に周りたいとかさ」

虎「いっいっしょに、ま、まわる………!」

夜久「山本は意識しすぎだろ。一緒に周るのどこにそんなに赤面するんだよ
  なにお前そんななりしてむっつりなの?」

虎「ちっ、違いますよ!俺は男らしく真っ直ぐにっっっ
 というか夜久さんもこの間呼び出されてたじゃないっすか」

夜久「まぁ〜ね〜。俺は今、腹いっぱいだから。
  たぶんクロもだね」

虎「?」

夜久「研磨と穂波ちゃんみてるだけで腹いっぱいだわ。燃費が良いったらない」

虎「なんすかそれ」

夜久「まーいいわ………あ、海からメール。もうくるんじゃね?」



『ほんと!じゃあ研磨くんこれ、持ってね』



そう言って穂波はおれにケーキのお皿を持たせる




栗のタルト…美味しそう。
また金色のhappy birthdayっていう飾り(ケーキトッパーっていうんだって)が差してあって、
金色の蝋燭と17って型抜きされたクッキー、
それから何かのハーブが飾ってある




「…え、いや、穂波が持ってよ」




蝋燭に火をつける穂波に言うけど、
にこにこ笑って答える気がみえない



「じゃ、一緒に」



そう言ってみると



『じゃあ、お言葉に甘えてっ』



そう言って俺の手に手を重ねて持つ。




ーーーガチャ



ドアノブが回って、扉が開く







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