第8章 栗と飴玉
次の日の昼休み、
弁当を食べたあと
穂波は各部員のクラスに明日のことを伝えに行った。
おれはゲーム。
新しいの、結構面白くてはまってる
海くんに弁当食べたら猫又先生のとこ一緒に行くってことにしてもらって
二階の渡り廊下でじゃーんってしようかなって言ってた。
だから海くん以外は渡り廊下で待つ。
…てか虎は、ちゃんと話聞けるのかな。
ま、いいや。
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『研磨くん、山本くんにさ、伝えたんだけど伝わったのか心配で…
もう一度話してみてくれると心強いです…』
放課後、部活に行く前に穂波が来てそう言う。
…やっぱり
教室に穂波が一人で来て
呼ばれて、一対一で話しかけられる虎。
想像しただけで騒々しい
「…ん。話しとくね」