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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第7章 アイテム




汗ばんだ身体をぎゅっと抱き寄せる
まだまだ体温も鼓動も呼吸も側で感じてたい






深くて優しいキスを交わす







「…穂波、好きだよ」





言ってくれないわけじゃないけど
大体いつもわたしが好き好き言って、
研磨くんはおれもって答えてくれることが殆どだから
またもふいうちにやられてしまう





『…うん。わたしも大好き』

「…ん。…このまま寝ちゃいたい…」

『…ふふ』





わたしも朝まで一緒に過ごしたい。





研磨くんはもう一度、唇を重ね
啄むように優しくキスをすると、上体を起こした。





「…床、痛くなかった?」

『うん、平気だよ』

「…ん」





わたしも座ると後ろから抱きしめてくれて、
しばらくそのまま2人ぼーっとした





「…身体、拭かないとね。」





そう言ってウェットティッシュを棚から持ってきてくれる。
シャワー、借りずらいから良かった。





お互いに服を着て、ベッドに座る。






「ねぇ、穂波」

『ん?』

「…今日、ありがとう。こんな誕生日、初めて」

『…ん。わたしも今日、初めてがいっぱい。幸せ…ありがとう』

「…ん」





「マリオカートしよ、少しだけ」

『…うん』





そうしてマリオカートをするのだけど、
やっぱりわたしは下手くそで大暴走しちゃう
釣竿で釣ってもらう度に間抜けで大笑いしてしまう





『いつか研磨くんを抜ける日が来るかな…』

「ブッ 笑」

『え!そんなに笑う?』

「…ふ 笑」

『なんでー!!』




わたしからしたら研磨くんが上手なだけで
初心者のわたしはこんなもんなんだろうなって思うんだけど、
研磨くんからしたら相当下手くそなんだろうな…

わたしもおかしくなってきてまたケラケラ笑ってしまう





『はぁ、笑い疲れちゃった』

「…ふふ」

『…そろそろ、行こうかな』

「…だね。家まで送る」

『へ?』

「…自転車あるし」

『…じゃあお言葉に甘えてお願いする、ふふ』

「…ん」







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