第7章 アイテム
深く繋がったまま、優しいキスを。
確かめ合うように
唇を離し 顔をみながらゆっくりと腰を動かす
ギリギリまで抜いて、また深ーく挿れる
穂波の内側を感じる
「…あーきもちいい……」
つい、心の声がぽろりと溢れる
腕を固定されて
下から潤んだ目で見つめる穂波
「…かわい……」
そう呟いてまた口付ける
優しくねっとりと絡み合う舌に
互いの身体が反応する
締めつけはさらに強くなって
内側の潤いも増して滑るように動く
根元まで挿ったところで抜くのをやめて
奥の壁に擦りつけるように腰を動かす
穂波が好きなやつ
穂波は腰をさらに浮かせて
気持ちいいとこに自分でぐりぐりと当ててる…のかな
穂波の両脚を肩にかけてみると
さらに奥に届く感じがした
そのまま奥に当てたまま、円を描くように腰を動かすと
どんどん締めつけが強くなって
『んんっ………もっ…』
ふわっと力が抜ける
ナカはヒクヒクと小さく揺れてる
中学のときに何度かクロにみせられたビデオは
激しくて、演技っぽくて、全然そそられなかったけど
穂波は静かでゆっくりで、すごい味われてる感じがするし
ほんとうにトロけた顔をする
一人しか知らないけど、この一人を攻略…知り尽くせたらそれでいいやって思う
こんな風に地味に奥に擦り付けて
静かにイクのなんてビデオにはないのかな、よくわかんないけど
目の前で、姿をみながら、実際にやってみると
これ以上に官能的な姿ってあるのかなとか…おもう
奥に沈めたままぼんやりと考えてると
穂波の腕が首にかけられる
応えるように口付け、舌をゆっくりと絡めながら
奥に押し付けるようにまた腰を動かす
一度気持ち良くなった穂波の身体はいっそう敏感になってるのかな
『………あぁっ……』
甘い喘ぎを溢して、また力が抜ける