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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第7章 アイテム


ー穂波sideー



研磨くんのお父さんは物腰の柔らかな方だった。
表情も柔らかい。

研磨くんを研磨くんのままで見守っててくれた人。



お母さんは研磨くんの猫っぽい顔立ちだけなくて
気質?みたいなのがそっくり。
研磨くんの気が強そうなとことか、
自分の好きなものは譲らない芯みたいなのはお母さん譲りなのかな、とか思う。



研磨くんがシャワーを浴びてる間に
お料理の準備を手伝うことにする。





「研磨が穂波ちゃんのこと連れてきたときはびっくりしたよ〜
…ほら、あの子、必要最低限のことしか喋らないし。
それまでの様子もそんなに変わりがなかったからさ。
…無断外泊はあったけど 笑」

『!………研磨くんはいつも研磨くんのままで、安心します」

「…そっか。…そんな風に言ってくれる子に出会えて研磨も幸せ者だ」




変に研磨くんを悪く言わずに、
ただただそのままの表現をする。
素敵な女性。素敵なお母さん。

研磨くんは詳しく教えてくれないから、と、
趣味のことや家族のことを聞いてきてくれるのでお話ししたり、
研磨くんの家族のお話を聞いてる間に
夕飯の準備が整った。



研磨くんはいつに間にかお風呂から出て、
リビングでゲームをしてる。



研磨くんの日常を垣間見てるようで
とっても得した気分。




研磨くんのお母さんのお料理はとっても美味しくて、
いっぱい食べてしまった。




そして、研磨くんの大好物のアップルパイ。
温めて、アイスクリームを乗せて食べた。
美味しい…!




美味しい林檎が出回っているうちに、
作り方を教わる約束もできた。嬉しいな。





「…穂波、上行こ?」





片付けもすんでお茶も飲み終える頃、
研磨くんが言う。








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