第6章 層
ー研磨sideー
部屋を出ると、下には誰もいなくて、少し安心する。
『研磨くんも、浴びる?』
「…んー、結構汗かいたし…浴びようかな…」
ジャージで添い寝してる時点で結構熱くて。
穂波が服、脱いだの正解だな、とか思ってたから。
『…ん。一緒に入ろ』
「…ん。」
『…あ、着替え、取ってくる』
「…え、いいよ。毎回毎回」
『…んーでも』
「…その顔、周平達にみられたくない。」
『…ん?』
だいぶ落ち着いたとはいえ、
まだまだ目がとろんとしてるというか、
たぶん目だけじゃなくて、いろいろ…熱った感じがする。
多分、男がみたら、ムラムラするやつだと思う
「………いいから。入ろ」
…って言っても、
シャワーを浴びながらやっぱり触りたくなる。
水を浴びながらキスをしたり
抱き合うのって、なんか気持ちいい。
海とかでもこんな感じなのかな…とか
『………すぐ、おさまるかな?』
たぶん穂波はおれの下の方で硬くなっちゃってるののことを言ってる。
「…ん。大丈夫。…すぐおさまると思う」
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