第6章 層
*裏(このページのみ)
『…挿れて欲しい……はダメ?』
…ちょっと。それは反則。
「…ダメ。ゴムない」
『…ん。…………すぐ生理くると思う…』
「……穂波、そんなこと男に言ったら…」
理性が飛んじゃうよ。
「………外に出せばいいの?」
『………あ、でも……やっぱり…』
キスをしながら、
穂波を壁側に追いやり
片足の膝裏を持って抱え上げる
「…もう、遅いよ」
十分に濡れてる秘部にあてがって
一気に挿入する
…うわぁ………やばい………
……生ってこんなに違うの………
「ちょっと、穂波、おれやばいかも」
『…ん。……あったかい。こんなの初めて』
立って挿れてるから、顔がすごく近い
目がもう、熱を帯びて潤んでる…
「すぐ、イっちゃうと思う…」
『…ん。もうわたしは………んッ』
声が響いちゃいけないと思って
腰を打つのと同時に口を塞ぐんだけど、それが余計に自分の余裕をなくす
まとわりつくように締め付けるナカと
いやらしく絡みついてくる穂波の舌
あー…ちょっとやばい
どのタイミングで引き抜けばいいの
『…んはぁっ…………』
「……っ」
息継ぎのタイミングで、声とも息ともとれる音が漏れる
しばらく腰を打ち付けて
さっと引き抜いて穂波の腿に吐き出した。
…………。
『研磨くん…』
「穂波…」
…………。
『これは…』
「…ん。………今日だけ。………大人になるまで、もうしない」
『…うん、……ごめ…』
「…謝らないで。…おれも一緒だし。……でも次また誘ったら怒る」
大事にしたいから。
欲に流されちゃいけない。
気持ち良すぎて、ちゃんと約束しとかないとまずいと思った。
『………はい。』
「…ん。……大人になったら」
当たり前のように将来も穂波と一緒にいるって思ってることに気付く。
てか、大人になったらって。いつか子供も欲しいんだ?おれ
よくわかんない
『…研磨くん?』
一度優しく口付ける。
「…買い物行こ」
『…ん』
もう一度シャワーで流して、風呂場を出る。