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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第39章 scenes
















「穂波、ずっと部屋いたの?」

『…ん? うん、部屋にいたよ』

「あのさ、穂波ちゃん、シュークリームの手伝いって一体…?」

『シューにクリームをプシュー ぶちゅーって絞り込んでいくの』

「…プシュー ぶちゅー……」

「………」

『あ、京治くん。 紹介遅れたけど、こちらカズくんです。カズくん、京治くんだよ』







特に話が合うとかはなさそうだけど、
なんとなく、ちぐはぐながらも馬の合いそうな2人。
紹介できて嬉しい。







それから周平と4人でシューにクリームを詰めて。
マンゴスチンやいちごと一緒にみんなで食べた。





梟谷のみんなも夕飯食べていくかなって思ってたけど、
音駒だけでゆっくり過ごして、とのことだった。
周平もカズくんもツトムくんもいるから音駒だけじゃないんだけどナ。
でも梟谷のみんなはこれからファミレスいくぞって言ってて、
そっかそういうことかってなって、特に引き止めはしなかった。





光太郎くんは大阪の大学へ行っちゃうし…
別れ際に思い切りハグをして、
それからいい加減連絡先おしえてよ〜ってなって、
それもそうだね、って光太郎くんと連絡先を交換した。






「研磨くん!穂波ちゃんをよろしくな〜!」






と言って、ガハハと豪快に笑ってた。
研磨くんはもちろん無言で答えてたと言うか。
とにかく無言だった。







「穂波ちゃん、これ… どっちも過ぎちゃってるけど」

『…?』

「ほんとはホワイトデーに合わせて送ろうと思ってたんだけど、
今日会うことになったからどうせなら直接って思って」

『………』

「ホワイトデーと、誕生日の分。いつもありがとう」

『わ、京治くんありがとう』






去り際の思わぬ贈り物に胸がキュンとした。
ぎゅっとハグをして、後でゆっくり開けるね、と言って、
みんなとファミレスへと向かう京治くんを見送った。








「ケージくん、穂波のこと好きでしょ」








カズくんが突拍子もないことを呟く。











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