第38章 シロワニ
「…ッ……」
わたしの脚を研磨くんがぐっと挟むと
一層研磨くんを感じる
自身が研磨くんに一層強く絡みつき、
その感触が色濃く伝わってくる
そうして腰が動き始めると、
その感覚はさらに強くなり…
『…んッ あっ …ああ………』
枕にしがみつきその苦しさに
その気持ちよさに 溺れることで精一杯
そんなことを言っておきながら、
わたしの腰はすーっと浮いてそして勝手に更にイイとこに当てるように
くねくねと求め続ける
溺れながらも ちゃんと 波に乗ってた
研磨くんは上体を起こしぐっとわたしの両肘を掴む
そして引き寄せるようにわたしを持ち上げる
『…ッああ …もぉッ……』
自分の体重でさらに奥へと沈み、突かれ
最も容易くまたもイってしまう
腕を絡め その手を胸に当てがい 揉みしだきながら
研磨くんの腰は動き続ける
力の抜けたわたしにかかる重力をさらに利用するようにして…
奥へ奥へと刺激を与え続ける
喘ぎとも声とも言えない荒れた呼吸の音が自分の喉から口からこぼれる
「…あぁ……気持ちいい…… すき…」
口を開いたかと思えば 混じり気のない 甘い言葉
耳元に研磨くんの息が、声が、その湿り気と振動が広がる
激しくも優しい
優しくも激しい
研磨くんに何度でも堕ちていく