• テキストサイズ

【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第5章 夏




ツトムくんが連れてきてくれたのはイタリアンのお店。
うちの両親もお気に入りの美味しいとこ。




ナチュラルでお洒落なんだけど、
女性的な感じじゃなくて男性的な内装のところ。
打ちっぱなしのコンクリートの床に、木の机、革のソファ。
店内にはところどころに植物がある。

確かにここなら、みんなも居心地悪くなさそう。
心の中でツトムくんにナイス!と念を送る。



ツトム「ナイスでしょ〜?こういうとこは試合後の飯とかにもこないっしょ」



店員さんはわたしもツトムくんも顔見知りなので、
話をしながら席に着く。



ツトムくんは飲めないし、野郎ばっかだし、わかんない!と言って
お店の方に適当にお任せしてお料理を持ってきてもらうことにした。



新鮮なサラダ、グリル野菜、ガーリックシュリンプ…
チキンソテーにアクアパッツァ、
ピザにパスタにリゾット…



料理はいつものようにとても美味しくって、
みんなの食べっぷりも気持ち良くってとても楽しい1日の締めくくり。



デザートとお茶まで出てきて、
満足感いっぱいでお手洗いに行った帰り、
店長さんに話しかけられて少しお話しをした。
店長さんはお兄ちゃんと仲がいいので、
お兄ちゃんのことや、父親の写真関係の仕事のこと。
何か一緒にやろうと思ってるらしかった。



席へ戻ると、ツトムくんはもうお会計を済ませたところで、



「じゃ、行きますか」



そう言って、みんな席を立ってお店を出る。
ごちそうさまです!とか口々に言いながら。




夜久くんをまず送り届けてから、
研磨くんとクロさんを送る。
カズくんと遊児は一緒に家まで。



研磨くんは海にいてもやっぱり研磨くんだった。
とくに居心地が悪そうでもなく、
かと言って妙に開放的になったりするでもなく。



もっともっといろんな研磨くんを知りたいな、って
改めて思う。







/ 1804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp