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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第35章 fun








『わたしにバレーボールを教えてくれてありがとう』







………。






「あ、うん。 …え?」







それっておれが今日クロに言ったこと…







『すごくすごく、面白かった。この3日間観た全てが。
ううん、違うな。今まで観たバレーの全てが繋がって、
今日、より一層深く知った。その面白さを』

「…ん」

『わたしはバレーボールのフィールドにはこれからもいないけど、
でもそれでも、外から観るだけでもこんなに楽しい』

「…ん」

『…研磨くん、大好き』

「え、あ…うん」






久々に、穂波がこういう感じになってる。
それからおれにぼふって抱きついてきた。







「ヒューヒューお熱いことー」

「もう結婚しちまえー!」

「あー研磨さんずるいですー!犬岡もさっきギュッてしてたし!」






みんながうるさい。






「穂波、サモサ冷めるよ」

『あっ、そうだ。 話しすぎた、ごめんね』

「ううん、いいけど」






それからサモサを食べながらコンビニまで歩いて、
コンビニのベンチに座ったり立ったりでそれぞれ買ったものを食べた。


穂波はみんなにありがとうって言ってて、
そんなにおもしろかったんだな、思った。

おれもクロにDVD見せたれたとき、おもしろいなって思ったし、
ハマって一日中見てられたし、何度も同じ試合観たなって思い出した。






夜久くんはちゃっかり弁当を穂波に作ってもらう約束をしてた。
穂波はもう数えるほどしか作れないのにお母さんに悪いとか言ってたけど、
どうせ売店で買い食いしちゃうし!とか言って。





…明日からクロ、朝練いないんだな。とか、ちょっとだけ考えた。












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