第5章 夏
ー穂波sideー
ツトムくんの提案でみんなで房総までドライブに行くことになった。
ある程度片付けをして、準備して、
みんなが集まった。
『想定外の外出、なんかワクワクするね』
遊児「俺、穂波の隣〜」
『わたし行きはツトムくんの隣にしようかな』
研磨「………」
遊児「助手席?」
『うん、運転手さんの相手。ツトムくんがよければだけど』
ツトム「え、指名制なの?じゃあ、もちろん穂波ちゃんで♡いいかな、研磨くん?」
研磨「………別に、いいけど」
『あ、ツトムくん、タンブラーにコーヒーとかいれてく?忘れてた』
ツトム「すぐにいれれるのある〜?」
『うん、水出しのアイスコーヒー冷蔵庫にできてる』
ツトム「じゃあ、お願い♡ ……じゃ、みんな車乗って待ってよ〜」
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ツトムくんのタンブラーを受け取って、
冷蔵庫のアイスコーヒーをいれて持っていく。
もうみんな車に乗ってて、
一列目にクロさんと夜久くん、
二列目に遊児とカズくんと研磨くんが座ってた。
カズくんは研磨くんとじゃないと座らないって思ってたけど、真ん中座ってる。
…研磨くんが端がいいって言ったのかもな。
『お待たせっ』
タンブラーを渡してシートベルトを締める
ツトム「じゃあ、しゅっぱ〜つ」
遊児「ひゃふー!」
カズ・研磨(………うるさい)
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『そうだ、スケボー持って来たの。カズくん、上手なんだよ。どっか滑れるとこあるっけ?』
ツトム「房総にパークあったっけ?まぁなくてもどっかスポットあるでしょ」
『そだね………カズくんのスケボかっこいいんだよねぇ』
ツトム「…ゲームしてるのしかみなかったけど、そんな一面があるのね」
『うん、サーフもほんとうまい。別に無理に駆り出そうとか思わないけど、ただただ見たい♡』
ツトム「研磨くんのライバル候補は小学3年生か〜」
『…そうだ、お昼どうする?』
ツトム「○△□とか行きたいけど、こいつらとって思うと魚の定食屋がいいんじゃない?」
『…だね、カフェより海鮮丼とか煮魚定食とかのがいいかもね』