第31章 ガーベラ

『…んぁッ　……ッ……』








穂波は小さく背中を仰け反らせて軽くイった

後ろから覆いかぶさるようにする





穂波のことはあまり見えないけど、
穂波のもちもちで柔らかい身体がおれの身体にくっつく。
…気持ちいい

腰を動かし続けながら
うなじや肩に幾度もキスを落としていく。







「…穂波」







耳元で名前を呼ぶ







『…んっ………』








穂波はおれの右手をぎゅっと握りながら短くこたえる
律動を速くしてく　抜けないように慎重にでも速く…







『…んッ　んッ　あッ　研磨くッ……』






ずん、っと奥目掛けて腰を一度振り、
それから奥に押し付けるようにぐりぐりと腰を回す







後ろから手を回して蕾を擦るようにすると
おれのをきゅうと締め付けて穂波はイった







顎を少しだけこちらに引いて口付ける

もうすごい苦しそうだからこの姿勢では一旦止まろうって思ってたんだけど
キスしてるとついつい腰が動いてしまう
奥を擦るように　円を描くように。

イったばかりで拙い動きをする穂波の舌を絡めとり　ちぅぅとやわく吸うと、






『…んんんッ……』






喉の奥から溢れる音と共に
おれのをさらに締め付けながら穂波の力が抜けていく。




・
・
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…あれ、ほんとにふにゃふにゃに力が抜けてる。
ナカ以外、ふにゃふにゃだ。

あれ、これってまた… 気を失ったのかな…







肩をそっと叩くけど反応がない
目は瞑ってる　口はふわんとあいてる
それから、ちゃんと、息はしてる。






…あ、汗。
冷えないようにしないと







そっと抜いて、穂波にパジャマを着せようと
脱ぎ散らかした服を集めようと動くと…








『…いかないで』








か細い声で穂波が言った。