第5章 夏
シャワーを浴びて、
寝る前に片付けれるグラスやお皿を集めながら、
花ちゃんや今日のうちに帰っちゃう人たちに挨拶をする。
キッチンにはツトムくんとクロさんがいた。
ツトム「お、穂波ちゃん。それ洗うの?拭いてくね〜ん」
『あ、ありがとう。適当でいいよ〜 いつもバイトでやってるでしょ』
ツトム「いいのいいの〜」
ツトムくんが手伝ってくれたので、早く済んだ。
『ツトムくんもお兄ちゃんの部屋で寝る?』
「…そうするかな」
『…ん。布団、運ぶの手伝ってもらってもいいかな?
遊児の布団はもうあって、あと……あ、カズくん。ちょっと聞いてくる』
「…オッケ、先行って出してるわ」
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『カズくん、今日どこで寝る〜?』
ゲームをしてるカズくんに尋ねる。
カズ「…穂波の部屋」
研磨「!」
『およっ」
カズ「そっちのが静かでしょ絶対」
『まぁ、そうだね。研磨くん、いいかな?』
研磨「……ん」
カズ「研磨も一緒に寝るの!じゃあ…」
『もう今日はたくさんしたから、わたしの部屋ではしないよ?』
カズ「………チェッ」
『お布団用意しておくから、2人とも歯磨きしてからおいでネ』
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2階に上がると踊り場で夜久くんは本を読んでるみたいだった。
声をかけずにツトムくんたちのとこに行く。
布団を用意して、カズくんの分は自分の部屋に持っていく。
夜久「うわー布団運んでたのか!まだやることある?」
声が聞こえたのか、夜久くんが本を持ってやってきた。
ツトム「もう終わったよ〜 気楽に気楽に〜 部活じゃないんだから」
夜久「おー、サンキュ!穂波ちゃん、この写真集部屋でみてもいい?」
『うん、もちろん。いくらでもどうぞ♪明日も好きな時間に起きてね。
…じゃあ、おやすみなさいっ』
3人「おやすみ〜」
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部屋に入ってストレッチをしながらぼんやりと今日のことを振り返る。
盛り沢山の一日だったナ。
研磨くんは、これだけ人がいてもやっぱりいつも通りだった。
じゃないと、バレーの試合なんて出れないよねぇ、とか思う。
ふぁぁぁ…生理痛とかはほぼないんだけど、
やっぱ眠たい………