第31章 ガーベラ
だんだん熱が帯びてきてつい、押し倒してしまう
…ていうか心さんたちいつ帰ってくるんだろ
ここでは、まずいかな
『…研磨くん』
「………」
服の裾から手を入れておれの脇腹や腰に触れながら
穂波はおれのことを見上げてる
『お風呂、入りませんか? ゆっくりと…できたら一緒に…』
「…ん そだね、入ろ」
『うん。 じゃあお湯張ってくるね』
・
・
・
『…ふふ。お昼にシャワーした時に頭も身体も洗ったから、
夜は研磨くんととっぷりゆっくり浸かれるなぁって思ってたのだ』
湯船の中、おれの脚の間にすっぽりと収まって、
後ろにいるおれを見上げながら穂波が言う。
「…ん」
『お風呂で研磨くんとこうしてるの大好き』
「うん、おれも」
そんな風に見上げられると
つい、キスしてしまう。
別にお風呂ではくっついてゆっくりして…
それだけで十分満たされるんだけど つい。
一度、ねっとりとしたキスをして、
ゆっくりと唇話しながら目を開けると、
とろんとした目をした穂波がすぐそこにいる。
…そんなつもりなくても、
やっぱもっとキスしたくなるし、
キスしてると手は柔らかいとこを求めて動いてしまう
そんなことしてるとおれのはどんどん硬くなるし…
このまま挿れるとどうなんだろ…
穂波のとろとろしたの流れて行っちゃいそうだな、とか思う
『…んっ はぁ……』
もはや無意識でおれは穂波の胸を弄っていて…
穂波の顔はほわっほわの とろとろになってる。
…まずい
「…上がろっか 収拾つかなくなる」
『…ん』
そう思ったとこで、家の中から物音がして心さん達が帰ってきたのがわかる。
…おれのこれ、おさまるかな。
そのまま挨拶もせず部屋に上がるのはな…
*裏が苦手な方はP1494へ