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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第31章 ガーベラ






「…んー、いつもとちょっと違う感じのご飯だった。
でも凝りすぎてなくて、品数も多すぎなくって、穂波っぽかった。
普段のご飯の方が品数多いくらいで。 …なんでだろ」

「へー!なんかそれ、洒落てんな!」

「…うん、たしかに、洒落てたかも」

「あとはあとは?プレゼント交換?」

「あ、ううん。去年はプレゼントとかなしだった。
今年も特にそういう話はしてないけど、おれからはない」

「へー!そんなパターンもあんだな!?なぁ、黒尾知ってた?」

「あぁ、うん。去年、まだウブでかわいかった研磨に相談されたから」

「………」

「あーあの頃はかわいかったなぁ… 今やなんの相談もなくなり今年が終わろうとしている…」

「クロ、うざい」

「今年も花買ってくの?」




クロがニヤニヤしながら聞いてくる。




「花!? 何それ研磨! あーそういえば文化祭の時もツトムくんに持ってきてもらってたな!」

「…あれは、ツトムくんに提案されて、まぁたしかにいいかなって思って。
薔薇とか本数とかおれ指定してないから!」

「…笑 いきなり語気強めんなよ、びっくりするわ」

「いつもあなたを想っています。 この言葉が研磨にしっくりくる日が来るとは」

「だからクロ、うるさい」

「ゲームは流石にやらねーよな?」




虎が話に入ってくる。




「…え、なんで?」




みんなが黙る。なんか若干引いてる?
クロだけ普通な顔してる。




黒尾「これ前もやった件だろ、穂波ちゃんは気にしねーって」

山本「いやっでもクリスマスっすよ!?」

夜久「…んーまぁでも、なぁ。 いや、でも、なぁ…」




それからおれのことはそっちのけで
でもおれらのことをなんだかんだ喋ってたけど…

最終的には虎が、




「まぁ、研磨には穂波ちゃんしかいねーな」




だって。そんなの言われなくてもわかってるし。





「おれには穂波しかいないし、穂波以外興味ないし…
そんなの別に今更言われなくてもわかってる」

「おれには穂波しかいないし、穂波にはおれしかいないし。
くらい言ってもいいと思うんだけどね〜」

「クロ、うz…」

「黒尾さんそれやべーっす!かっけーっす!」

「虎、うるさい…」







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