第5章 夏
お風呂から上がると、
穂波はカズくんの隣に座っていた。
水をとりにキッチンの方へいく。
「研磨くん、お風呂入ったの〜?あ、この間あげたの着てくれてるんだね〜」
ダイニングでお酒を飲んでる心さんの声は、
酔っているのかこの間よりすこし陽気だ。
返事をしてキッチンにはいると、夜久くんに腕を掴まれた
「…え、なに。……手、離して」
そのまま冷蔵庫のほうに連れて行かれる
夜久「おまえ、チューすんなら扉閉めろよっ」
研磨「…!……あ、ごめん」
夜久「ごめんじゃねぇし!なんか動いたと思って中覗いたら…
あんなエッチぃチュー見たら変な気起こすやつもいるかもしんないだろ〜!」
研磨「………?」
夜久「まぁ、いいわ。2人がお熱くって、まぁ、いいわ!」
研磨「…夜久くん、お酒飲んだ?」
夜久「飲んでねーよ!」
ツトム「研磨くん、お風呂入ってきたの?穂波ちゃんと入らなかったんだ〜」
研磨「…今日は…入らなかった」
ツトム「今日は?…ほーんと、猫みたいな子だね。ちゃんと肉食なんだ。色気もあるし」
研磨「…ツトムくん、お酒飲むと絡んでくるの?」
夜久「あぁ、これ酒でなのか。なんか、ちょっと挑発的でやたら楽しそうなんだよね」
クロ「…今日は、ねぇ?…酒の席だし詳しく聞かせてっ」
研磨「………飲んでるのはツトムくんだけでしょ。おれあっち行く」
ピッチャーに水を入れてグラスと一緒に持ってく。
『あ、研磨くん』
「…お風呂ありがと」
『…ん。カズくんも入ってきたら?』
カズ「ねぇ、研磨がやってるのって************?」
研磨「…うん」
カズ「……ステージどこ?」
研磨「……雪山おわって、いま町にいる」
カズ「………すげ。ちょっと見せて」
『………ふふ。カズくん?お風呂入っておいで。それからみせてもらったらいいよ〜
研磨くんはきっとここにいてくれるよ』
カズ「…研磨、待ってて」
研磨「…ん」
※(筆者にゲームの知識がなく用語もなにもわからず…すみません)※
カズくんは立ち上がると、
ささっとお風呂に向かって行った。